お盆休みに入って、私は高西先輩にメールを送った。

返事はすぐに帰ってきた。
「お~。よろしくな!」
とても感じの良い人だった。

別に高西先輩に話を会わせてるわけでもなく、甲子園の話や、プロ野球の話で盛り上がった。

こんな女子はじめてやし

と言われた時は、少し特別な感じがした。
だがメールはそう長くは続かなかった。
部活に塾。
早朝からの練習。
夜10時過ぎに終わり、寝るのは夜中の2時。
毎日ハードライフを送っていた私は、疲労で倒れて入院してしまった。