そういってはるか先輩は携帯を取り出し、メールを打ち始める。
会話がないので無理に会話してみた。
「先生にバレたらヤバいですね。」
「ヤバいどころちゃうと思うで?よう分からんけど…」
「変な質問良いですか?」
「下ネタも大歓迎。」
「違いますよ…(笑)高西先輩って、2年生の女子からモテますか?」
「え?どやろか。でも高西君て2年からキャッチャーで試合出てたやん?だから1年の時は、1コ上ってのに憧れてる女子がワーキャー言っとったぐらい?」
「そうなんですか?!」
「そやで。だから告られてたりしたらしいし。知らんかったん?」
「知りませんでした…なんかちょっとだけショックかも…です。」
「でも今は高西君、千春の事で頭いっぱいやろ?(笑)」
「え~…違いますよ。今は野球の事でいっぱいじゃないですか?」
「どうやろ?あっうち今から職員室行かなアカンから。」
「いってらっしゃいませ御主人様~(笑)」
「メイドか!(笑)」
少し歩き出した所で、先輩は大声で言った。
「でもな、高西君告られても全部断ったんやって~!!」
「えっ…?!」
すると先輩は、人指し指で私の後ろを指す。

何かと思って後ろを振り向くと…