私が彼に出会ったのは
中１の春。

彼は中３で、野球部。
名前は高西幸宏。
バレー部だった私とはあまり接点がなかった。

夏休み。
どの部も引退試合を終えて、１,２年生中心になった。

勉強と部活をうまく両立していた私は、部活ではレギュラーになり、塾では一番上のクラスだった。
私の３年生の部活の先輩も通っていて、よくさや先輩のクラスに遊びに行った。そして私は再び高西先輩に会う事が出来た。
あの日からずっと、高西先輩の事だけを好きだった。
さや先輩は、私が高西先輩の事が好きと知っている。

そしてお盆休みに入る前、高西先輩のアドレスを聞けた。