〜生キャラメル〜



港side


理科室に、高山を呼び出した。


あやまらなきゃって思ってた。


高山を、1人で帰してしまったから。


俺が謝ると、高山は、泣き出した。


必死で涙をこらえてるつもりだろうが、ほっぺたには、涙がつたっていた。


俺は、ハンカチを差し出した。


やっぱ、やってる事キザって思った人もいるだろう。


それでも、高山を、泣きやませるのに必死だった。