パッ 先輩は、あっさりあたしの腕を離した。 『え…。先輩、花火が…』 「高山!悪い!先行ってて。」 先輩は、それだけ言うと元カノと、どこかに消えてしまった。 下をむいたら確実に、涙が落ちるだろう。 それでも、今のあたしには、前を向いて歩くことなんか出来なかった。