3つ子のさくらんぼ


だけど少し悲しいんだよ

和輝






「愛菜さーん、掃除っすか?」

『掃除ー』

「手伝いましょか?」

右手をくるくる回して和輝はホウキをつかむ

『お~ありがと!』


「ぱっぱと終わらせよーぜ!俺らのタッグで☆」

「俺らって、掃除してんのはお前らだけじゃないんだけどー」

『あ!佑介いたんだ!』

「うわ。ひでえ」


「佑介影薄い」

「和ちゃん厳しーな」
「和ちゃんってなんだよ!」



「リナちゃんがそんな風に呼んでんじゃん!ずりーよ!」


「り、リナとは幼馴染みだから!!!」
和輝は右の耳たぶをつまんで言った。
和輝、焦ってる…??

和輝が右の耳たぶをつまむのは焦っているときや嘘ついたとき。




「中村には、愛菜って言ってんじゃん!」
佑介が突っ込む
「愛菜とは幼馴染みじゃねえっつーの」


「お前ら幼馴染みじゃないん?!!!!!!!」


驚く佑介