「仕方ない…この佑介様がキューピッドになってやろう♪」
「佑介が!???…たよりになんねー」
「うわ~なにそれ。わかったよー中村の方が頼れるんだろ?」
「そうだよ、愛菜…キューピッドになってくんないか?」
あたしが
和輝とリナをくっつけるの?
そんなの…
『もっちろんOK♪うちら親友じゃないかッ☆親友の恋は応援したいに決まってるー(笑)』
私の口は
「え!まじで?いいの?」
『遠慮すんなよ~!和輝がリナとくっついたら、あたし嬉しいよー』
なんて嘘を
つくのだろう。
「よかったな和輝、」
「うわ、まじで嬉しい…」
『あはは』
和輝は
気付いているでしょうか?
あたしは
悲しいと 空元気に笑うの
笑うことしかできない
泣けない
好きと言えない。
