「わかりました。あちらにも了解したとお伝えください」 「おぉ。承諾してくれるか!」 父は実に嬉しそうに頬をほころばせた。 この頃の俺はまだ気づかなかった…… 君と会って、君をどれだけ愛せたか……──── まだ青二才だった俺には、わかりもしなかった……─────