隼人はそっと唇を離すと私の耳元で、 「俺も玲奈が大好きだから。もう一生お前のこと離さねぇ。」 と呟いた。 「うん。ずっと傍にいてね。」 「おぅ。 玲奈、手ぇ出して??」 そういって隼人は私のポケットからペアリングを取り出して、私が咄嗟に出した左手の薬指にはめた。