2つに揃ったペアリングを見つめて山口が口を開いた。



「俺達は付き合ってるんだよ??」

優しい声だった。


「ぇ・・・・??
どういうこと?」


それから山口・・・―――いや、隼人から私達のことを聞いた。


私は事故で記憶をなくしたことを話した。


隼人は連絡の理由がわかってホッとしていた。


私達は一からやり直すことにした。