それからしばらくして、早く着いた教室に玲奈と二人っきりになった。 俺は堪えられなくなって思わず君に聞いた。 目の前にいる君は、 俺が玲奈のもとを離れる時にプレゼントしたペアリングを見て固まった。 「・・・。」 そして彼女のポケットから取り出されたシルバーリングは、当たり前のように俺の取り出したものと同じ輝きを放った。