どりーむオークション



「………」


思考回路は停止したものの身体の自由はまだ残ってたらしく、まさかと思いながらもソッと窓の外から顔をだす。


「ハロ~」


目があったやつに声をかけられ再び元の位置につく。


今見たのは何?

いや、私は何にもみてない。

うん、誰もいなかったよね。

うん!!そーだそーだ!!誰もいないわ!!!


「そろそろ寝よーっと」


『寝んなよ』

「ンギャ!!!」


不意にケータイから声がして私は色気0%の声を出してしまった。



繋ぎっぱなしだったんだ。



そしてケータイを耳へと持っていった。