私が黙り込んでつくった沈黙を、空気の読み込みが早いらしい彼が破ってくれた。 「君がサイトにアクセスしたときに利用規約がでたよね?」 私は黙って頷いた。 「その規約の約束事項はサイトにとって絶対のことなんだ。これに反した者はどんな地位の人物も罰を降さなければならない。だから僕は君が違反をしないか監視するんだよ」 わかる?と言って私の顔を除き込んできた。