私は毎朝学校へ行くと、いつでも触れるように机の中にケータイをしまっておく。 これで学校に置き去りにしてしまうのは何回目だろうか。 そんなことを考えながら私は学校へ行こうと玄関を開けた。 一歩踏み出したが私は足を止めた。 外はあの封筒のように暗闇に包まれていた。 今何時?! 急いで部屋にもどり時計に目をやる。 「じゅっ、11時?!」 いつの間にこんな時間が過ぎたんだ…