恋に落ちた☆アイドル


「坂口君は…あたしにとって…王子様なの。

坂口君があたしに色んな事を教えてくれたの…

歌を唄う喜びも楽しさも

地味でカタブツで目立たなかったあたしを
自分で胸張って
大好きな人を「好き」だって言ってもいいんだって教えてくれたのも

誰かを、何があっても信じてもいいんだって

教えてくれたのも…

心から笑う事を忘れたあたしに

本当の笑顔を取り戻してくれたのも

全部!!坂口君が教えてくれたの!!



笑われてもいい…
バカにされてもいい…


軽蔑されてもいい…


あたしには…


坂口君しかいない…


坂口君から…離れたくないの…



ヤダヨ…そんなの…



ヤダヨ…」





「凜…けどっ!?」

「上原…お前…」


「蘭子…もういいじゃないか…。」



「あなた!?」



おじさん!?