「坂口君は…あたしにとって…王子様なの。
坂口君があたしに色んな事を教えてくれたの…
歌を唄う喜びも楽しさも
地味でカタブツで目立たなかったあたしを
自分で胸張って
大好きな人を「好き」だって言ってもいいんだって教えてくれたのも
誰かを、何があっても信じてもいいんだって
教えてくれたのも…
心から笑う事を忘れたあたしに
本当の笑顔を取り戻してくれたのも
全部!!坂口君が教えてくれたの!!
笑われてもいい…
バカにされてもいい…
軽蔑されてもいい…
あたしには…
坂口君しかいない…
坂口君から…離れたくないの…
ヤダヨ…そんなの…
ヤダヨ…」
「凜…けどっ!?」
「上原…お前…」
「蘭子…もういいじゃないか…。」
「あなた!?」
おじさん!?

