恋に落ちた☆アイドル

ーー坂口家の食卓ーー


「上原…ヤッパリ、お前、大丈夫じゃなかったんじゃないか…
部屋飛び出して、どこにいたんだよ?」



「坂口君…ごめんね。心配かけたくなかったんだ…それに、自分でも、怖いくらいに心ん中グチャグチャだったから

気分、落ち着かせたくて…


それで、近くのコンビニで本立ち読みしたり

あと、あんまんがね」



「あんまん?」



「うん。コンビニに売ってある、あんまんが凄く美味しそうで、買って、食べながら歩いて帰ったんだ…」



「あんまん…」


「うん。小さい頃、お母さんがよくおやつに作ってくれていたの。」


「あの、お母さんが!?」

「これ、幸之助、失礼でしょう」

「あ、悪い」

「ううん。いいの。意外でしょう?」