その女性は、あたしの顔を見て
はじめはキョトンとした顔で見つめていたけど
すぐに、あたしが誰だか分かったみたいな様子で
「あなた…上原凜ちゃんね。」
と、優しい笑顔で微笑んでくれた。
その笑顔に吸い込まれるように、見とれてしまったあたし。
「ほれ、凜、何をボーとしとるんじゃ?」
とお婆ちゃんに言われて我に返り
慌てて
「は、はい!!上原凜です。あの、初めまして!!すみません!こんな朝早くから!!あの!」
「いいのよ♪ササッ、早く中に入って、ちょうど今から朝ご飯食べようとしてたの。
お婆ちゃんも、どうぞ、中に入ってください。」
と、普通に、いや、それ以上に親しみを込めて接してくれて
心の奥に
ホンワカ優しい春風が吹いた気がした。

