上原の部屋で
2人、抱き合っていたら



聞いた事ない足音が近づいてきて

ドアの前でピタッと止まった。



ゴクリ…と生ツバ飲み込んだ瞬間…




ガチャン…と静かにドアが開き


同時に、上原がオレからバッと離れた!


えっ!?って思ってたら


「凜。」


と、威圧感バリバリの雰囲気で、中に入って来てオレ達を交互に見据えた1人のおばさん。



コワイ…コワスギル…


この人って
一体……?




「お母さん…」


と、上原が小さな声で言った……。




「えっ?お母さん?」