「上原ぁ~どこにいるんだぁ~!?」
ちょっとだけ
滲んだ涙を制服のブラウスの袖口で拭いて
「坂口君ぅ~ここだようぉ~」と手を振って駆け寄った。
「上原ぁ~どこに行ってたんだよぅ~心配したぞ」
「ごめんなさい。ちょっとだけ、空見たくなって。」
キレイなオレンジ空を。
「さて、帰るぞ。きょうは、レッスンあるから頑張ろうな!」
「うん!」
ねぇ~
坂口君
あたし、もっと頑張って
坂口君に釣り合うような女の子になるね。
そして、リョウになった坂口君の隣りに
胸張って一緒に笑えるような
女の子になるから。
もう、絶対、逃げたりしないから。
だから…
あたしと…
☆凜side☆end

