そんな時に
藤沢君の優しさに触れて
心の中にできた隙間を、藤沢君の優しさで埋めようとした…
ズルイあたしの心。
ホント…最低だね…。
坂口君の事が大好きなくせに
藤沢君に…ちょっとだけ惹かれた事は確かだったから…
だから…すぐに断る事ができなかったんだ…。
結局…藤沢君を傷つけてしまった…。
あとで、ちゃんと話さなきゃ…
あたしの気持ち…
藤沢君にちゃんと
伝えなきゃ…。
「藤沢君。」
放課後の教室、帰ろうとしていた藤沢君に声をかけた。
「なに?上原さん。」
「あの…話したい事が…あるんだけど…」
「なに?」
藤沢君と一緒に
誰も来ない踊り場に来た。
そして…
「あのね…」
「……。」
「あの…」

