「けどさぁ~」


「なに?」



『なんだ?』



「どこかで、見たことなかった?」



『ギクッ』


「そうそう、あたしも、なんか気になってたのよねぇ~」



「あたしもぉ~なんか、誰かに似てなかった?」



『ギクギクッ!』




「なんか…」




ガラッ…




「あれ?坂口君、おはよう、どうしたの?顔色、悪いわよ。」



「上原!」



こんな時にバカーー…気づかれるかもしんねぇ~のにぃーーー



「えっ?委員長?」



さっきの子達が
上原に気づいた!



なんか…エラク…
上原の顔…
ジロジロ見てるし…



ヤバイ…ヤバすぎるほど


ヤバイ…



このままじゃ
バレちまう…



「上原、ちょっと、来い!」


そう言って、上原の手を掴んで教室から出ようとした時…