幸せは脆かった。


あなたの帰りが急に
遅くなってきた。


あなたを愛してるから
真夜中まで起きていた。


あなたを待ってる間は
嫌な想像しか出来ない。


信じたいのに………。


「たっだいまぁー!!」


泥酔状態のあなたをみたとき怒りと悲しみを覚えた。

「遅かったね。何してたの?」

「あ、飲んでた。」


あなたが私の横を通りすぎたとき酒の匂いの中に微かな香水の匂いも感じた。


「飲み過ぎじゃない?」

冷たく言い放った。

「うるせぇな!!仕事が忙しいんだ!お前は黙って家事だけやってろ!!」