私は焦りに焦った末、急いで目の前の階段をかけあがった。


そして3階の水道までいっきに上がるとヘナヘナと座り込んだ。



「はぁはぁはぁ…」



肩で息を整えながら頬に手を当てた。


わ、私…本当に…



「やっちゃった…」



私はいつまでも変わらずに淡く光る夕日に心も体も染まってしまった――