黒田駿夜。


駿夜は真っ直ぐに私のところへ来て黙り込んだ。


きゃ~~!心臓よ静まれ!


…でも私の心臓はとまることなく動き続ける。


もう!早く渡しちゃえ!



私はすぅっと深く息を吸い込んだ。



「あっ、あの…これ…」



3年間分の想いが詰まったチョコと手紙を渡す。



「ど、どうも…」



駿夜は照れているのか、怒ったような顔をしたままチョコを受け取った。


どっどうしよう…沈黙…。

とりあえず…この場から逃げなきゃ…



バタバタバタバタ