「ねぇ、あの伊織が和馬に告ったって!」 どこで聞いてきたのか、夏紀が声を潜めた。 一気に体の熱が増す。 「うそっ! 和馬と付き合ってんの?」 「分かんない。でも、二人で仲良さそうにしてるって話だよ?」 ドンと後頭部を殴られたように頭が痛い。 勝手に耳に入り込んで来る夏紀と風花の声。