「直哉なんかより、オレの方が弥生のこと、好きだし……」 「え?」 い、今、なんつった? 汗ばむ体。 ドクドクうるさい心臓。 これは……わたしの音? それとも……。 「オレじゃダメ?」 弱々しい声が耳元から聞こえる。 さっきとは違ういつもの和馬の声。 キュンと胸が鳴る。