「できたのか?」 どこに行っていたのか、花林が教室に入って来た。 「わたしはできた」 プリントを手渡すと花林は和馬を見た。 「オレはまだ」 「だろうな……」 分かっていたかのような言葉に思わず笑いそうになる。