犯人探しは犬塚に任せておいてと。

私は再度ナオコの家に向かった。

「ナーオコちゃん、こんにちわ!」

そういって、ドアをあけたが、ナオコは寝ていた。

あまりにショックだったろうな。かわいそうに。

私はナオコのベットに入り込んだ。ナオコの寝顔をまじまじと覗き込んだ。
ナオコはかわいいなぁ。
誰にも渡したくない。ナオコのことを愛している。
ナオコを汚したやつ、絶対に許さない。

ナオコにまたキスをした。
ナオコはぱっと起きた。

「あ、チナ、きてたの?」

「うん。ナオコの寝顔みてた。」

「そう?やめてよ、フフッ。」

「そういえばさ、今度、路上ライブやるっていってたよね、ナオコがボーカル、私がギターで。あれ、なんの曲やるかかんがえておいてね。」

「え、本当にやるの?冗談かと思ってた。」

「本気にきまってるじゃん、うまくいけばデビューあるかもよ。」

「ないないない。」

大分、ナオコも笑顔が見えてきた。昨日はずっとないていたからなー。

「月曜日から練習するから曲決めといてね、ナーオちゃん。」

「わかったよ、チナ。」

にっこりナオコが笑う。かわいい。

「チナ、ありがとね、元気つけてくれて。」

「そんなんじゃないよ。」

「本当に感謝している。死のうかとも思ったくらいだったのに。ありがとう。」

「いいよ。」

ナオコのためならなんでもできるよ。