首筋、君の手が触れた。



その横顔を、

彼から右斜め後ろから、

ぼんやりと見ていた。



青いシャーペンをくるくる。

これは無意識なのである。

彼女が上の空になる時の癖。




佐倉茜は、

境智晴を見ていた。



彼女は、

悩んでいた。