この年齢の人間というのは、 実に扱いづらいと、 茜はつくづく思う。 まだ諦め切れていない人が、 あまりに多いからね。 まぁ薄々、感付いてはいる。 でも、やはり、まだね。 自分は必ず重要で、 他の人間より、どこか、 秀でたものがあると、 そう信じていたい。 そういう望みが 捨てきれないのだろうね。 私なんかは、 ハナから、 自分がこの世に不必要だって、 わかっているからね。 そんな望みを抱く余地が無い… なんて、茜は自分を皮肉った。