首筋、君の手が触れた。



美優は感じていた。

茜は踏み出しつつある。




思えば、茜は、

人間に心を許したことが、

果たしてあるのだろうか?



一番の友人だと自負する美優。

だが、こんなに、


『己の感情』で悩んでいる茜は、

見たことが無かった。