乱れたベッドの上から
からだを起こして
翔太『ハァ~』
大きくため息をした
理由は
父親の仕事で
引っ越すことになった
思い出の家を
手放すのは 嫌だ
でも決まって
しまったことは
仕方ない

部屋を見渡すと
あるのは
たくさんの
ダンボールとベッド
だけ
翔太『ハァ~』
また ため息がでる