恋い≒病い

ビールを取りに行った赤石駿平は、戻ってくると何故か私の隣に腰を下ろした。

さっきまではテーブルを挟んで正面に座っていたのに…。

「大村、酔ってる?」

真意を探るように、私の目を覗き込む赤石駿平。

「…酔ってない。」

勢い任せに飲んだ缶ビールが三本。
視界の隅に空となったそれを映し答えるが、赤らめた顔では説得力はない。