恋い≒病い

覚えてもいない出来事を頭に思い浮かべ、と言うか妄想し、頬を赤らめる。

全く以て覚えてないのに…


あの指が掌が…

私の頬を撫で、首筋を伝い。

腿に触れ、私を熱くする。

優しく背中を撫で上げ、そのゾクリとする感覚を今でも覚えているかの様に、体が疼いた。