「後…持って数ヶ月でしょう。君が好きな事をしなさい」
俺の頭の中にはその言葉しかリピートされない
『君が好きな事をしなさい』だって??
イキナリ言われて何か出来るかよ・・・
俺の名前は神山 瞬。
普通の高校生活してたのに
なんだこの
『あぁ…僕は不幸だぁ』
みたいなシチュエーション。
「シューーーーン!!」
振り向くとチュウだ。
こいつは友達というか幼なじみ。
湖山 忠良
あだ名はチュウ。
髪は金髪。
ヤンキーといえばヤンキーだ
「なんだよ」
何かキレてしまった
「病院どうだったんだ?」
何で知ってんだ?また親父が言ったな…
「後…数ヵ月後だってよ」
「そーなのか…」
やっぱり気まずくなるじゃねーかよ
「そこで待ってろ!!」
チュウが走って帰って行った。
???
「あっ…はい」
ついつい敬語になってしまった。
何だ?アイツは??