「物騒な事件ばっかだな、最近はぁ。」 裕也の2つ上の先輩が部屋に入ってきた。 「そうっすね。」 『遺体は死後二日たっていて――』 「二日だってよ。」 「かわいそうに。」 「お前も早く帰った方がいいぞ。襲われるかもしんねーし。」 そう言うと大声で笑った。 裕也も少し笑った。 「じゃあ、お先に失礼します。」