発射される大型ミサイル、次いで拡散する小型爆弾。

それを、オーディンはグングニルを構える事で迎え撃つ!

「グングニル・フルバーストモード」

グングニルの砲口から放たれる27もの閃光。

それらは拡散した爆弾を的確にロックオンし、次々と破壊していく!

確かに大した性能だ。

しかし、そのグングニルとて完全無欠ではない。

「小型爆弾に気をとられすぎだな」

爆弾を破壊している間、グングニルでは次の攻撃に移れない。

その隙に私はシグムンドをオーディンの背後に回り込ませる。

加速性能ならばシグムンドの方に分がある。

素早く左マニュピレーターに握らせた実体剣で斬りつけるものの。

「何か忘れてやしないか?」

真紅郎の冷静な声。

シグムンドの振り下ろした刃は。

「むぅ!」

Sフィールドによって阻まれた!