席が隣でよく話すようになった。

『なぁ、頬架って何人家族なん?』

『うち?4人。』

反応的になんか、触れられたくないんかな?って思った。
いつもより元気がない気がしたから。
『そっか!兄弟いんねや!』

『お兄ちゃんが一人』

なんか、見たくなくて、きみを連れて教室をでた。
俺らを呼ぶ声を全部無視して。
まだ、桜の残る道を走った。