その次の授業は、班活動だったため、緊張のまま1時間が終わってしまった。
「…はあ…。」
授業の終わりの挨拶の後、まずこぼれたのは、ため息。
でもそれは、いつものこと。
「ほら!佳乃行くよ!」
そんな時いつも元気をくれるのは、やっぱりエリだった。
だから、エリのおかげで笑顔では居れる。
1日が終わり、部活も文化部だから、早く帰ることができた。
学校で一番好きな時間は、部活。
人数が少ないから、関わる人もあまりいない。
関わらなくても良い時間が、部活だった。
心の負担が一番少ない時間だと、思っていた。
毎日、このまま終わっていくのかと思うと、イヤになってしまいそうになる。
…部活だけしに行ってるような感じだから。


