ワルメン上等★恋したアイツは危険な男

あたしは葵先輩の方を見た。きっと睨(にら)んでたと思う。葵先輩はあたしの前にやって来て

パンッ--

あたしの頬を思いっ切り叩いた。

「アンタまだ翔平の側、ウロウロしてんだね。呆れた。あたしアンタの事、許してないから。」

「なぁ葵、この女ムチャクチャにしたら本気(まじ)で俺の女になるんだろうな?」

「立ち直れない位にめちゃくちゃにしたらね。あたしの事、克己の好きにしていいわよ。」

葵先輩が今までで最高に怖ろしく感じた。冗談じゃない。嫌だ。こんな事になるんなら翔平に気持ち伝えておけば良かった。

「葵先輩、こんな事やめて。普通じゃないよ…お願い。」