もう先輩後輩なんて関係ないって思った。

「そんなに翔平の事が心配なら首に縄でも縛っておけばいいでしょ。」

と言ってやった。目が泳いでいると春斗と目があった。春斗は吹き出しそうに笑いをこらえてた。

もうこれ以上どうすればいいか分かんなくなったあたしは下を向くしかなかった。

下を向いていたあたしを押しのけて葵先輩がベッドに腰掛ける翔平の側に近付いた。

あたしは葵先輩に押された弾みでよろけて倒れそうになった。けど春斗が素早く駆け寄って来てあたしの事支えてくれた。

「ゆーな大丈夫か?」

「ありがとう‥春斗」