「夜にこんな所で待ってたら危ないだろう」
ドアの鍵を開けながらオレが言うと
ニコニコ笑ってオレの言ってる事なんて聞いてないだろう姫
リビングに入ると あの頃のまま
オレ達が何も知らずに……
恋をしてた
あの頃のまま
「……久しぶりだね姫」
オレの言葉に
「何言ってるの?みーくん、いつも一緒にいるじゃない」
ソファーに座って姫がクスクス笑う
いつも一緒にいる
姫の言葉に涙が出そうになる
胸が締め付けられるように痛くて
目が熱くなる…………
姫の隣に座って思いきり抱きしめた
「みーくん………」
髪の香り
小さな肩
服を通して胸に感じる姫の暖かい吐息
「……姫………姫……姫……」
何度も何度も呼んだ



