女の子たちは 眉をしかめて
私を見てるけど そんなの構ってられない
「帰る」
クルッ
私は弥生に背を向けて
一歩 踏み出すと
ボフッ
誰かの胸にぶつかった
「あ、いたた………
すみません………」
ぶつけた鼻を押さえて
その人に謝ると…………
「いえ、こちらこそ、ごめんね」
その人は優しく笑った
………………
私は一瞬 言葉を失う
見上げた その人は
みーくんに よく似てたから
「あっ!須藤さぁん」
女の子の1人が
その人に声をかけて
「須藤さんが男子集めたんだよ」
「ほら、寒いし中に入ろう」
顔も似てると声も似てるんだ
ぼんやり私はそう考えてた



