口を開いたのはコルタだった。
少し考え、言葉を選ぶように話し始めたコルタの瞳を食い入るように見つめる。
「オルビナの事を聞き、ここにオルビナを連れて来てもらうようジンに頼んだのは私なんだよ。今となっては幻となった民、全ての人々を魅了して止まないというその瞳を持つ民に私は会ってみたかったのだよ。」
「………」
「まだ幻の民が存在しているのか、確かめたいという思いもあった。」
「………」
「ジンとアサガは優しいだろ?」
「はい…。」
「彼等は私と同じ気持ちなんだよ。オルビナを守りたいと思ってるんだよ。」
「…えっ?」
「私も彼等も、もう誰かを失うのは嫌なんだよ。彼等はオルビナを守ってくれる。だから安心して彼等の所に居なさい。」
「でも…。」
少し考え、言葉を選ぶように話し始めたコルタの瞳を食い入るように見つめる。
「オルビナの事を聞き、ここにオルビナを連れて来てもらうようジンに頼んだのは私なんだよ。今となっては幻となった民、全ての人々を魅了して止まないというその瞳を持つ民に私は会ってみたかったのだよ。」
「………」
「まだ幻の民が存在しているのか、確かめたいという思いもあった。」
「………」
「ジンとアサガは優しいだろ?」
「はい…。」
「彼等は私と同じ気持ちなんだよ。オルビナを守りたいと思ってるんだよ。」
「…えっ?」
「私も彼等も、もう誰かを失うのは嫌なんだよ。彼等はオルビナを守ってくれる。だから安心して彼等の所に居なさい。」
「でも…。」


