「…は?」


「今日休みなんでしょ?だから、社会科見学しよう?」


「……はあ?」




奇想天外、意味不明だらけの彼。

きっとまた何かやらかす、そうどこかで予感はしていたけど…。











……でかい。

これは予想以上だ…。






「社長、おはようございます」




本当に、社長だったのか。


受付嬢に挨拶される彼を見て、ようやく半信半疑から信じることが出来た。




ふ〜ん、やっぱり本当だったんだと思っていたら、受付嬢に怪訝な目を向けられた。


海斗ではなく、あたしに。



いや、当たり前だけど。

やっぱり社長なんだなぁと実感する。