あたしだけ―――どこかに心を置いて来てしまったように。 だいぶ前から、あたしの中の時間は止まったままだ。 …いっそ誰か教えててくれたらいいのに。 君の、忘れ方を。 「………好き。」 届かない想いを 今もまだ、 ひたすら呟き続ける――…。 例えどんなに叫んでも、 届かないとは、 知っているけれど……。