込み上がってくるこの気持ちは、どんな風に表したらいいかわからない… 苦しくて、哀しくて 茫然として 孤独感に似たような 絶望感のような… たたやりきれなくて… 「…っう、ひっ、…」 こんな仕打ち、ってないよ……。 春に嫌われてることはわかってた…。 だけど、ここまでとは思ってなかった…。 卒業生全員による、卒業のうた。 …だけど、歌ってなんていられなかった。 …ただ、泣いていた。 皆が卒業に涙して歌う中、 あたしたちは歌に混じって抱き合って、ぐちゃぐちゃに泣いていた――…