「まぢで!?」 ほらなっ!て顔を向けてくる馬鹿男…筒井 春という男。 こいつと同じクラス…? 絶対むりむりむり! あたしの中には、こいつが嫌で嫌で仕方ないことだけだった。 そんな第一印象だった。 まだ、これを出会いとも知らず、出会ったあたしたちの、“筒井 春”との、最初の出会い――…。 君の名前と同じ、季節だった。 初めて出会った時は、君は――――大っ嫌いな奴だった。