「中川…フッ,フルハウスだ」
「ちくしょう!いかさまだ!」
「言い訳すんな!負けは負けだ。金だせ」
「わかったよ…ほら」
結局俺はトランプにのった暇だしな。

ガンッ
「おい萩原…なんか音しねえか?」
「あぁ。正面玄関の方からだ…行くぞ」

中川の野郎は足が震えてるが俺もだ、こんなに薄暗い中で物音。まるでホラー映画だ
「おい…人がいるぞ…中川!人だ!」

「よくみろ…あれは人じゃねえよ!」
中川に言われて俺は近くまで寄ってみた
確かにあれは人じゃない
眼球が無くて片腕も無いその"何がは片腕でガンガンと大きな自動ドアを叩いている。
「被爆者か?」
中川が近づいた瞬間
そいつはガラス腰に口を開けて飛び掛かってきた
強化ガラスなので割れはしないが俺らはとっさに腰から拳銃を抜いた。