「オース!!ごめん!さっきこの人とぶつかって、ちょっと挫いちゃったみたいだから、この人と、病院行ってくるよ~。ごめんな!!」
「すみません。俺のせいでm(_ _)m」
「てめぇ~、頭下げただけで許される訳ねぇだろ!」
「明日美!!やめな!!この人は、私の“ダチ”だ!!いくら、明日美でも…“ダチ”に手出す奴は許さない!」
「ごめんなさい…。」
「いいよ。綾乃!この人知ってるか?」
「知ってるかな!見た事はあるけど…名前までは…」
「同中でクラスずーっと一緒だったんだって!!」
「えっ?マジ?」
「うん。まじ…笑」

綾乃が知らないなんて…
珍しいなぁ~
とんだけ、歩くんは
影薄いんだよ…(^_^;)

「名前は何?」
「“草野歩”です。」
「う~ん…ごめん…分かんない。」
「歩くんって言うんだ!!メアド交換しない?」
「真理は、イケメンを口説く癖辞めろよ~(笑)」
「カッコいいんだもん♪」
「私も~!!」
美紀もかよ!
私はツッコミ役か!
「えみさん、病院そろそろ行かないと腫れますよ?」
そうだった!

私は明日美に言われて思い出した。

「じゃぁ、ちょっと行ってくるよ~♪」
「気をつけて下さいね。」
「山田くん!ごめんね。今度は、私の買い物相手になってね!じゃぁね~」

私と歩くんは
店を出てバイクが置いてある場所に向かった。